翠星のガルガンティア Part4

3話くらいまで見た頃の期待値は90点だったけれど、60点で終わった。
驚きの事実が発覚する度にテーマが修正されて、一貫性に欠けるものになった。
機械知性に管理されたディストピアは単なる舞台背景か借り物設定でしかなく、テーマ性の追求も独自の解答も見られなかった。
成長物語として見ても、帰るべき故郷との決別は主人公が自分で決めたことではないし、
乗り越えるべき存在としての上官も戦う前に死んでいたし、
ストライカーはディストピアの象徴というよりもバーサーカーのような災厄でしかなかったし、
選択肢がほとんど無い状況で当たり前の行動を選んだだけでは成長物語的な感動も無く。
数年前から企画していたというのに、まるで突然打ち切りが決まったような取って付けたようなクライマックスでした。
不要な設定に脚を引っぱられて迷走した作品。
ヒィディアーズは正体不明のままでよかったし、ストライカーは出なくてもよかったし。
謎の要素を残して続編を期待させる形で終わらせた方がよかった。

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