同人誌自体や活動は悪くはないよ。
他人のフンドシで金を稼ぐ印象が強いけど、
「自分の制作物を多くの人に読んでもらいたいから」という主旨の元、
海賊版にならない形で販売するだけであって、
実費(礼金を除く諸々の経費)が生じるのは仕方ないからね。
個人的に問題だと思うのは、
「多くの人に読んでもらいたいから」という主旨から外れて、
「金が欲しいから」という目的になってしまっている一部のサークルについて。
大手になると数百万円〜千万円単位になるサークルもあるけど、
それは「大手=リピーターが多い=必然的に稼ぎが多くなる」という当たり前の構図。
でも、中には「とにかく売らせろ」というサークルも存在するんだよね。
そういうサークルは、販売活動の妨げになるようなことは、
例えイベントのルールであっても従うことを嫌う傾向が強い。
俺もイベントに関わったことがあるけど、
例えば搬入量や内容についてルール違反を指摘されるとゴネる。
是正・変更しない限り、販売ができないとの警告を受けるとゴネまくる。
それがルール違反を超えて法律違反であっても同じ。
金を払ってイベント参加している客なんだからという態度でね。
そうなっちゃうと、形は自主制作物を販売しているだけという体であっても、
同人活動の主旨から大きく逸脱してしまうんだわ。
そういうサークルは消えてしまえと思う。
ただ、著作権に関してだけ言えば、
他人の著作物を利用して金を稼ぐ行為が認められないことを前提に言えば、
二次創作だけじゃなく、結果的に金銭が生じる行為についても幅広く適用されてしまう。
ブログでアフィ収入を得ている人が、既存の内容をネタに触れたりしたものも同じ扱いになるだろう。
写真に写りこんでしまった対象も同じ扱い。
同人誌は単なる著作権対策への足がかりというだけであって、
実際を考えると、更に拡大されて、とんでもないシステムになりかねないんだよね。
拡大解釈による代用起訴や逮捕は日本の行政や司法の得意技だから。
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