まおゆう魔王勇者 part2

>>15>>16
劇中で魔王が言っている通り、「戦争の終わり方（終着地点）」を目指して準備を進めている段階。

今、戦争の一番の目的は、双方共に「敵に取られた領地を取り返す」である。
人間側は極光島を取り返したいのだし、魔族側は開門都市を取り返したい。
というか「取り返す事」がプロパガンダのネタとして使われてるんだね。
教会が「神聖なる人間の土地である極光島を、魔族の手から取り戻そう！」みたいに煽って、カネや人的資源を集めて私腹を肥やしているみたいな。

魔王はまずはそれを無くそうとしている。
人間、魔族、それぞれの手でそこを奪還する。
しかも同時に。

そうすれば、まずは「戦争をするための目的」がひとつなくなる。
「終着点」への第一歩だ。

なぜ勇者や魔王が自分でやらなかったかというと、今話の爺さんのセリフが答え。
「極めて突出した能力（強さ）持つ者がなにかを成し遂げると、人はそれに依存する」
勇者が一人で全部やっちゃうと、人は真に独立できないのだわ。
勇者や魔王からの卒業（人がそれを必要としなくなる）も、魔王の目指す目的のひとつ。

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